日本を代表するDMO兼地域商社となれ~ジバスクラム恵那理事長挨拶

お知らせNEW 理事長インタビュー

2020年1月、コロナの嵐が吹き荒れる直前にジバスクラム恵那は始動しました。
恵那市公式ホームページの該当記事
https://www.city.ena.lg.jp/ena_diary/2020_1/5506.html
それからこれまでの1年半ほどの時間、逆境の中ではありましたが、当初の志を忘れることなく、一切ぶれることなくジバスクラム恵那は歩みを進めてまいりました。
私たちのすべての動きの根幹となる理事長・阿部伸一郎の想いを、今改めて皆様にお伝えいたします。

恵那にあるまだ世に知られていない優れた産品や観光資源など、つまりは恵那をまるごと国内外に売り込む団体、それがジバスクラム恵那です。
そのために国内外でどのようなニーズがあるのか、恵那の産品はそれにどのように応えられるのかを一貫して考えるのが地域商社の仕事です。
言ってみれば恵那という街全体の営業マン。恵那にある全てに目を向け、稼げる街になれるよう最善を尽くします。

また、ジバスクラム恵那は「観光地域づくり候補法人(候補DMO)」として登録されています。
観光とはホテルや旅館・土産物店だけのものではなく、地域経済全体のためのもの。地域の全業種が観光に携わることで、経済を回す。それがDMOの考え方です。

外からお客様に来ていただいて、全業種総出で楽しんでもらう努力をする。
例えば食事は、この地で採れた野菜、この地で育った豚肉を使ってお楽しみいただく。器はこの地で作られた陶器を使う。お酒も然り。飲み物も大手飲料メーカーのものではなく、当地でオリジナルで作ったものを。
地元産にこだわってお客様をお迎えすることで、観光を切り口に地域の経済が回り始めます。

この「地域商社」としての立場と「DMO(観光地域づくり法人)」としての立場、両方を兼ねているのがジバスクラム恵那。
恵那にある全てを外へ売り出し、外からこられるお客様に恵那全てでお出迎え。
「オール恵那」一丸となり、恵那を日本有数の豊かな街にしていきます。

全業種に携わる人がこのように考えられるようになるには、まだまだ時間が必要です。でも一歩ずつ。
会議で出すお茶を、大手飲料メーカーのものではなく地元産のものに変えてみる。地元の商品に触れた人が、他の人にそれを伝え、巻き込むことで当事者となり、マインドが変わる。
いずれはただ地域の生産物を地域で消費する「地産地消」ではなく、地域で消費されているものを地域で作ろうという「地消地産」という考え方を恵那全体に広げ、望まれているものを作れる街を目指したいと考えています。

ジバスクラム恵那はスタッフが皆前向きで、役所でもない、会員制の組織でもないところで、発想の赴くまま自由に頑張ってくれています。
これからもこの立場を存分に生かして突き進んでまいります。引き続き皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。