恵那発「からだがよろこぶ食材」の再発見~新しいビジネスが生まれる【前編】

アクティブ・ギア株式会社 高野知司さん お知らせNEW 知っとくあれこれ 農林業

恵那には日本中に自慢できる商品がたくさんあります。
それら一つ一つに注目し、都市部からのニーズとマッチングさせて販路を拡大させたい、というのが私たちジバスクラム恵那の目指すものですが、
私たちだけでは限界があります。
そんな時、豊富なチャネルを持ち、たくさんのアイディアの引き出しで私たちを導いてくださるのが「事業パートナー」の存在。
先日その事業パートナーを務めてくださっているアクティブ・ギア株式会社代表取締役 高野知司(たかの・さとし)さんが恵那にお越しになり、恵那に既にある商品や農産物に関して、貴重なご意見の数々をくださいました。

アクティブ・ギア株式会社は2010年創業。
「世の中を幸せにする仕組みを作るのが私の仕事」とおっしゃる高野社長。
生産量が少なくて流通に適さないと言われたこだわりの農産物や畜産品を一括で買い取り、本物の食材を使いたいという個人店・小規模チェーン店200店舗以上のニーズを取りまとめ、両者の間に立ち「農家と店を繋ぐ」ことで生産者の安定供給を実現し、店舗側の業務を削減されました。
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私たちジバスクラム恵那がやりたいと思っていることを、既にビジネスとして確立されている高野さん。恵那の各所を回る中で、ご経験を活かしたくさんの商品化の種を蒔いてくださいました。

明知鉄道が真横を通り過ぎる山岡駅「かんてんかん」にて

はじめに訪れたのは山岡駅「かんてんかん」。ここで館長の佐々木亀久雄さんと、山岡名物細寒天の現状ともっと売るべき強み、商品化にあたって重要視すべき点などについて議論が行われました。

恵那市山岡町の特産物である細寒天の宣伝・プロモーションの拠点となっている「かんてんかん」、ここで高野さんがはじめにおっしゃったのは「寒天を『カロリーゼロ』の免罪符にするのではなく、むしろ効果を得るために積極的に摂るべきものとしてPRする」ということ。「邪魔しないもの」ではなく「選ばれるもの」になる必要性を教えていただきました。
また、健康食は既に成分や素材だけではなく「美味しさ」も求められているとおっしゃり、商品を開発するにあたって「健康に良くて美味しいもの」「”ワンタッチ”で食べられるもの」「手に取る人を具体的にイメージできるもの」であることに留意すべきとのこと。
高野さんの時に厳しく、でも温かくて具体的な助言の数々に、佐々木館長はたくさんの商品化のヒントを得ていらっしゃいました。
寒天はハイスペックな商品、と高野さんはそうはっきりおっしゃいました。まだまだ伸びしろのある寒天、今後の展開が楽しみです。

高野さんによる恵那の農産物の商品化提案は、後編に続きます。