恵那を舞台とした「里山発セミナー」開催報告

ICMG お知らせNEW まちづくり 人材育成 商工業 商工業 知っとくあれこれ

本年3月29日の記事にて、恵那の里山を生かして新たな価値を生み出す、株式会社ICMGによる研修についてお伝えいたしました。
自然が豊かで人と共存している恵那で課題を探し、資源を生かしながら自身の持つテクノロジーと組み合わせて問題を解決する。
「新しいものを生み出す力」「発想の転換力」「未来を描き、動かす力」 を育成する場として恵那が選ばれ、次世代経営人材育成 のステージとなるべく歩みを進めてきましたが、6月16日その第一歩がついに踏み出されました。

「里山発セミナー」と題して行われた今回のセミナーでは、まず有限会社角野製作所の角野秀哉代表取締役と、株式会社ROBOZの石田宏樹代表取締役が現在の取り組みを参加者に伝えました。
それをベースに大企業に所属する参加者が、持続可能で地域の特性を活かせる事業展開に、自身の持つスキルや経験を組み合わせたらどんな化学反応が起きるかを検証。
オンラインで行われたセミナーでしたが、ファシリテーターを務めた株式会社ICMG石川博久代表取締役副社長の進行で次々と興味深い意見が引き出され、現状の問題解決に繋がる方法や、大企業とタッグを組んだらどうなるかという仮説などで討論は盛り上がりました。

2時間にわたって行われたセミナーでは、大企業に所属する参加者の方々が、日ごろは触れることがない領域に触れることで、普段とは違った世界観が見えてくること、普段は乗らないアイディアに乗ってみることで、幅広い視野を得られることなどを感じ取ることができました。
また恵那の参加者からは、地域活性化とはミクロの連続であり、実態実情は見てみないと分からないものばかりだが、それとマクロとが出会う瞬間を目の当たりにし、新しいものが生まれるかもしれないという期待を持てたという意見も出されました。
参加者から二人の発表者に対する質問に時間をかけた部分もあり、次回は討論にさらに重きを置き、より多くの意見を戦わせたいと期待を抱かされました。

「里山」に潜む自然と人の営みの融和はまだまだ恵那にあるはずです。
これらを拾い集め、現代の日本が抱える問題解決のヒントを作り出せるのは、恵那にとっても大変有意義なことです。
これからもこういった研修の舞台であれるよう、様々に提案をしてまいりたいと思います。
そして、今回はオンラインセミナーという形でしたが、一日も早く参加者の方々に恵那にお越しいただき、新たな価値やプロジェクトを生み出す聖地となれることを願ってやみません。