地域を繋ぎ、人を繋ぐ~ジバスクラムのホスピタリティ・伊藤実加

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お久しぶりのスタッフ紹介です。
今回はここ1年ジバスクラムの経理・事務を担当している伊藤実加を紹介します。フリーランスで資料作成や地方秘書等の事務系業務を受注し、そのキャリアを高め続けている伊藤がジバスクラムで見たもの、そしてジバスクラムにもたらしているものを探ります。

中津川市で生まれ育ち、名古屋で学びの場を得た伊藤が最初に社会と接点を持ったのは、陶器メーカーの営業担当としてのお仕事でした。
そこで5年間商売の流れというものを体得し、その後1年着付けを勉強、さらにその後ギフトショップで、カフェやフロアの担当として接客を経験。
人当たりが良く、世の中の動きに敏感で何事にも前向きに取り組む彼女の基本姿勢は、この頃既に完成されていました。

結婚後は中津川市田瀬に住まいを移し、家族のために力を注ぎながらも、自身の経験も積み上げてきた伊藤。大きな転機が訪れたのは、地方創生団体「たせっこ会」を立ち上げた2019年、そして2020年からのコロナ禍でした。
閉校となった田瀬小学校の跡地利用を考える会として発足した「たせっこ会」の代表となり、跡地利用にとどまらず、純粋に田瀬という地域を盛り上げようと奮闘してきた数年。そしてコロナと同時に家族の介護にも直面し、仕事をフリーランスという形にしてからの日々は、現在までの彼女を一回りも二回りも成長させることとなりました。

現在は伊藤商店の事業主として事務系業務の外部受注をし、着付けの仕事をし、商工会議所などでもその力を発揮。ジバスクラム恵那ではAeru SHOPでの接客業務をこなしつつ経理事務を担当し、店の顔と組織の下支えの二足の草鞋を、根っからの前向きな姿勢で履きこなしています。

伊藤はその豊富な経験で、Aeru SHOPに大きな意味を与えています。

店にはお客様だけではなく、あちこちの地域から事業者の方々が来られますが、やってくる事業者さんと伊藤が楽しくお話をすることもしばしば。
それぞれに持っている地元を愛する気持ち、その地域ならではの人を惹きつける方法やその土地にしかない魅力についてなど、情報交換は多岐にわたるそうです。
田瀬という地域を愛し中心となって盛り上げてきた彼女は、事業者の方々にとって参考にすべき対象であり、また逆に彼女にとって各地域の話を聞けることは、視野を広げる学び。伊藤がここに居ることで、大きな相乗効果が生まれ、点と点が線で「繋がりアエル」、 「地域を盛り上げようとする気持ち」が行き交うAeru SHOPになっている気がします。

また、実は調理師免許を持っているため、商品の説明が詳しく出来ること、ギフトショップという視点での商品の見せ方や、ビジネスそのものへの深い理解があることなど、ここに居るべきキャリアを持つ伊藤。
人生に無駄なことは何もない、やりたいと思ったことは出来る限り挑戦した方がいいというその姿勢は、店や会社を明るくするだけではなく、若いスタッフにも大きな影響を与えています。
伊藤を通じてAeru SHOPは成長する現場になる。そんな期待を持たずにはいられません。

ジバスクラムに居てこれからどんなものを目指したい?と尋ねると、Aeru SHOPをこんな風にしたい!という案や、やってみたいイベントの案などが口をついて出てきました。
身体が動く限り仕事をしたい。全ては自分が選択したことであると捉え、後悔はしない。人の役に立ちたい。そして恵那・中津川の良いところが、100年後もこのままであることを願っていたい。
組織の「支え」となる仕事のプロフェッショナルである伊藤は、その存在がホスピタリティなのだと強く感じました。

広義によるホスピタリティとは、その精神を持つことで相互に満足感を得たり、助け合って共に何かを創りあげることができ、それによって社会が豊かになっていくということ。
ジバスクラム恵那において今後スタッフ同志がワンチームとして創造性を高めたり、地域社会との関係性を深めたりするとき、必ずやキーパーソンとなってくれる。それが伊藤実加です。
「実」りある人生にさらに様々なものを「加」え、これからも彼女の人生はマシマシで走り続けます!