地域農業の一等星となれ!里山の逸材・安藤美咲

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久しぶりのジバスクラム恵那スタッフ紹介。伝説の大ボリューム記事が帰ってきました笑
今回ご紹介するのは、現在20歳・現役大学生の安藤美咲。私たちと非常に近い志を持つ彼女が、ジバスクラムでのお仕事を始めたのは2022年1月のこと。若くて穏やかながらも熱い気持ちを持ち、いつも爽やかな笑顔を振りまいてくれる安藤に、スタッフ一同虜になるのに時間はかかりませんでした。

10月某日、安藤のお父様が植えたというコスモスの前で。
彼女の名前のように美しく咲き誇っていた

東京で生まれてすぐに恵那市長島町永田の現在の実家で暮らすようになった安藤は、生粋の恵那っ子。里山の風景の中で育ち、地域を愛し、食品づくりの勉強を志して岐阜県立恵那農業高等学校に入学されました。
ここで今の彼女を創ったとも言える運命の出会いがありました。それが2年生の時に参加した「花咲かミツバチプロジェクト」。ミツバチを育て蜂蜜を採るという作業の中で、里山の生態系、ひいては恵那の農地の現状にまで幅広く問題意識を持つこととなった安藤は、高校卒業ののち現在に至るまでこの活動にどっぷり。その力の多くを注ぎ込み続けてきました。

安藤がNPO法人とは別に
実家近くで守っているミツバチの巣箱

そもそもミツバチとは、チョウやハエなどよりも効率よく様々な植物の受粉に関わっていて、結果里山の生物の多様性を維持するために重要な役割を果たしている生き物です。しかし昨今農業に従事する人の高齢化が進み、耕作放棄地が増える中で、蜜源・花粉源となる植物が減少し、ミツバチの生育環境の悪化が顕著です。

このままでは地域の農村風景が失われてしまうという危機感を持ち、恵那農業高校の「花咲かミツバチプロジェクト」では耕作放棄地を畑として再生しエゴマを育てること、ミツバチを育て蜂蜜を販売することなどに取り組み、その活動は2020年9月「NPO法人さとはち」に受け継がれました。農業高校のOBや教員を中心に20名ほどの会員で船出したこの法人には、もちろん安藤も立ち上げメンバーとして参加。「里」と「蜂」を守るための活動を本格化させました。
さとはちFacebookはこちら
https://www.facebook.com/111653337243577/posts/112882807120630/

大学では地域農業についてより深く学ぶため、地域政策学部の食農環境コースに籍を置き、研究に勤しむ安藤。大学生として忙しい毎日を送りながらも、NPO法人の一員として地域の事業者と繋がり、営業や販売にも携わり、 さらには迫ってきた就職活動にも思いを馳せています。

そんな彼女がジバスクラム恵那と関わり始めたのは、さとはちとして参加した「たべとるマルシェ」がきっかけ。高校の時から顔見知りであった農政担当の横光と、農村風景を守るための活動を積極的に行っていた小池菜摘と、恵那山麓野菜のブースで事業者どうしとして出会いました。
以前からジバスクラムの目指すものに興味を持ち、スタッフ募集の記事なども気にかけていた安藤を、横光が見逃すことはありませんでした。
大学2年生の冬、安藤はジバスクラムの一員となり、地域農業をサポートする現場を見つつ、さらなる社会人としての経験を積み始めました。

今安藤がジバスクラムで携わっている仕事は、Aeru SHOPでの事業者やお客様対応、運営に関わるミーティングの参加にギフト企画などの販促チームへの参加、公式LINEなどでの情報発信やチラシの作成など、多岐にわたります。
仕事内容はスタッフ次第。挑戦したいことや実現してみたいアイディアなど、積極的に出し合って仕事を進めるスタイルに、当初は戸惑いつつもだんだん対応できるようになってきたと言う安藤、今は周りの個性強めなメンバーから様々に学びつつ、自分の道を模索しているところだと言います。
地域農業に携わりたい、農家をサポートできる自分になりたい。
その夢を叶えるために一歩ずつ進んでいる彼女を、ジバスクラムのメンバーみんなが応援しています。

安藤にとって、ジバスクラム恵那が良い学びの場となりますように。
どんな立場であっても、この地域の農業を守るために想いを等しくできますように。
彼女の夢がでっかく咲きますように!ますます輝け安藤美咲!