第1回バイヤーズカフェ実施報告!

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8月19日、 恵那文化センター多目的研修室 において「第1回バイヤーズカフェ」が予定通り行われました。
恵那・中津川地域から10人の農家の方々が参集し、プレゼンターとして株式会社ナチュラル・プランツの三尾健氏をお招きして、バイヤーと生産者の活発な意見交換が行われました。

株式会社ナチュラル・プランツは中津川市でシイタケ・キノコ類を生産する農業生産法人です。これまで手掛けてこられたシイタケ・キノコ類の卸業を通して得たノウハウで、スーパー・外食産業向け露地野菜販売の、全国規模のネットワーク化を見据えていらっしゃいます。

地元の農産物が当たり前に得られる環境づくりを
今回の三尾氏からの提案はこの一言に集約されます。
恵那・中津川エリアの生産者のネットワークを作ること、ネットワークを構築することで販売の活性化を図ること、契約栽培を行い、契約単価の取り決めをすることで、農家の経営を安定させること。具体的には地元スーパーにおけるいちごやトマトの納品例を挙げ、価格の決め方や出荷の仕方などをお話いただきました。
何よりも地元の農産物を作る農家を守るために必要なことを挙げていただき、その結果消費者に地元の農産物を届けられる環境を守ろう、というご提案でした。

既にこのようなネットワークを構築しようという生産者も居る中で、今回のバイヤーズカフェでは地域バイヤーとの連携も話題となりました。
特にこの地域で広く食べられているアイテムのスポット入荷や、振興作物である夏秋トマトのネットワーク契約納入などに焦点を当て、新しい事業を生み出せる可能性も見えてきました。

生産者の置かれている状況は様々で、それぞれが経営を安定させるためにはそれぞれに合った方法やフォローが必要になりますが、今回のバイヤーズカフェを通して一つでも多くの手段を得ていただき、 このエリアの農産物販売の活性化に繋がれば、ジバスクラム恵那としてこんなに嬉しいことはありません。
今後もこのような意見交換の場、情報提供の場を定期的に設け、地元の農産物を守るお手伝いを進めていきたいと考えています。