恵那から生まれる里山の未来とは~株式会社ICMGによる人材育成研修

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株式会社ICMGと恵那市・ジバスクラム恵那との連携協定が結ばれたのは昨年10月26日のこと。恵那市を舞台に地方ならではの課題などをテーマとした企業研修を実施し、それぞれの立場から地域振興に取り組むお約束を交わしました。
それから数か月の間、いかに恵那市で次世代経営人材育成を行うかの検討を重ね、今回株式会社ICMGより代表取締役副社長石川博久様、マネージャー永柳雅康様が来恵。具体的なテーマを決めるため中野方地域協議会、有限会社角野製作所、株式会社ROBOZを訪問されました。

株式会社ICMGの考える恵那での次世代経営人材育成研修とは、恵那に溢れる里山の風景や資源と、研修に参加する各企業の持つリソース(資産)、それに恵那で得られる技術を組み合わせて新しい価値を生み出すプロジェクトを造り上げ、その過程において企業人材から社会人材へとなるという内容。

恵那は山と水が豊富にあり、人が共存している場所。様々な生態系があり、だからこその問題点もたくさんあるはず。
その課題を探し資源を生かし、自身の持つ力と頼れるテクノロジーを組み合わせると何が出来るのか、どう問題を解決できるのか?
実証検証を繰り返し、「新しいものを生み出す力」「発想の転換力」「未来を描き、動かす力」を育成するのがICMGによる研修です。予定調和ではない、無限の選択肢から生まれる価値を求められるのです。
恵那はその材料を提供する場であり、価値を生み出すステージとなります。

中野方地域協議会では地域自治区会長の柘植昭男様をはじめ4名の方とお話をしていただき、里山そのものについて、また暮らしの場・一つのフィールドとしての中野方についてご理解を深めていただきました。
有限会社角野製作所においては代表取締役角野秀哉様他2名の方と意見交換。積極的に取り組んでいらっしゃる再生可能エネルギー・小水力発電について詳しくお話をお聞きし、水に絡めたテクノロジーの可能性を探りました。
株式会社ROBOZでは代表取締役石田宏樹様にドローンの現状や可能性をお話いただく中で、里山の本質的な部分をいかにドローンが切り拓けるのか、ドローンの未来とともに検討されました。

早ければゴールデンウィーク明けごろから各企業の人事担当を集めて恵那に訪問いただき、恵那における次世代経営人材育成のためのプログラムを始めたい、とのお話で、早速次年度に恵那で新たな価値が生み出されるかもしれません。
生み出されたプロジェクトは、ゆくゆくは他の地域に応用し展開できるノウハウにすることも視野に入れていらっしゃり、そんなプロジェクトを生み出す「聖地」となれることに期待と興奮を隠すことができません。

恵那の里山と恵那に既にあるテクノロジーが企業のリソースと融合し、恵那が内包する課題が解決されると同時に、様々な価値がここで生まれるよう、ジバスクラム恵那も精一杯お手伝いをしてまいります。

上矢作振興事務所にて、ICMGのお二人とドローンで記念撮影