正家廃寺の謎に迫る!~大井行在所に展示スペース開設

イベント告知 お知らせNEW 恵那市の観光情報 知っとくあれこれ 観光 観光

ジバスクラム恵那は観光DMOとして、地域の魅力をお伝えします。
本日ご紹介する恵那市の宝物は、中山道大井宿にある「明治天皇大井行在所」。
2021年4月にリニューアルオープンして以降、大井宿の観光拠点として存在感を増している行在所に、この春新たな魅力が加わりました!

明治天皇大井行在所
中山道大井宿本陣からほど近い場所にある

明治天皇大井行在所は今から140年ほど前の明治13(1880)年6月28日に明治天皇がお泊まりになった建物。六大巡幸の4回目の道中にお越しになり、その際お使いになった部屋は今も「御座所」として大切に保存されています。

御座所と呼ばれる
明治天皇が実際にお使いになった部屋

この大井行在所の板間のスペースを有効活用しようと、大井のまちづくり団体である「しぶろく大井宿」の皆さんが主体となり、3月に企画展示スペースが開設されました。
栄えある第一回の展示は正家廃寺について。恵那市長島町正家地区にその遺構が残る古代寺院・正家廃寺の遺物や、現在までに分かっているその実態などがスペースいっぱいに展示されています。

昭和51年に行われた第一次発掘調査で、8世紀から9世紀にかけて存在した古代寺院であることが分かった正家廃寺。当時の威勢を偲ばせる遺物が多々出土し、その昔この地にはるか遠くの都と同等の規模を誇る立派な寺院があったこと、さらにはこの地域が中央政権にとって重要な場所であったかもしれないことなど、多くの仮説を呼び起こす存在ですが、これまで遺物を展示する場所がなく、市民に広くその価値を知らせることができませんでした。

今回の行在所スペースでの展示が、このお寺のことを知ってくださる方が増え、ひいては地域の魅力に気付いてくださる方が増えるきっかけとなることを願います。
正家廃寺に関する展示は6月末までです。御座所の見学も随時受け付けています。おしゃべり大好きなかたりべさんが、いっぱい案内してくれますよ♡皆様是非明治天皇大井行在所へ、そして中山道大井宿へお越しください!
(火曜休館、入館・案内無料)

恵那市内各地域の宝物紹介、まだまだ続きます。お楽しみに!